【再】「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」 1~4巻 沖田×華
「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」1~4巻 沖田×華 [再]
1~4巻、再読しました。
(初読記事→「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」 1~4巻 沖田×華)
レンタルコミックの7泊8日で借りたので、返す前にもう一度読もうと思って。
すでに読んで記事をアップした作品を再読した場合も、記録のために記事はアップします。
再読だからこその感想とかもあるかもしれないしね。
(初読して、その記事をアップする前に再読したら、初・再まとめての記事にすると思いますけど)
2回目読んで思ったことは、妊娠・出産っていうのは、分娩の時だけじゃなく、お腹の中で赤ちゃんを育てている時からもうすでに命がけなんだな・・・ってことでした。
自分がふだん、なんとなく想定している「妊婦さん」以外にも、本当にいろんなタイプや事情の妊婦さんがいるんですね。
以下、ちょっとだけネタバレ含みます。
すごく悲しくていたたまれないお話。
元気に生まれてきてくれても、すぐに還っていってしまう命もいます。
小さな息子を失ったあるお母さんは、その現実を受け入れることができなくて苦しみますが、長い時間を経て、主人公が紹介した「天使の会(病気や事故で赤ちゃんを亡くしたママたちの集い)」に行く力が湧きます。
いわゆる、セルフヘルプの“ミーティング”ですね(AC用語でしょうか、これ)。
そこで、他のママたちの話を聞き、
「不思議だ・・・
話を聞いたら辛くなると思っていたのに
心が少し楽になっていく気がする・・・」と思います。
そして、自分自身の喪失についても、話すことができるようになるのです。
ここを読んで、私もセルフヘルプのグループをつくりたいなって思いました。
何のセルフヘルプかは、ここでは書きませんが、私も過去に一度だけ、自分と同じ悩みを抱える人をmixiで探して、オフ会をしたことがあります。
自分を含めて4人で、2時間程度のお茶会でしたが、全員が
「今まで誰にも話せたことがなかった。同じ立場の人と思いを共有できて本当によかった」と言って帰っていかれました。
「言えると、癒える」は、心屋ぢんさんの名言。
このマンガそのものの感想じゃないけど、自分の中ではすごくつながりました。
すぐに何かできるわけじゃなくても、自分のペースで、できることをやっていこう。
この記事は、2021年5月16日に「Manga Life in Kyoto」から移転しました(元ブログは削除)。