なちこのライフヒストリー その5 大学2002-2007
ライフヒストリー、つづきです。
だいぶ長くなってきたね~。
その1~その4はこちら。
大学時代。
ちょっと長くなりそやな・・・。シンプルを目指します。
まず、大学入学からの半年間は、本当に暗かった(たぶん、鬱っぽかったかも)。
片道2時間半の電車通学と、慣れない大学生活、都会の空気。
高校の時から抱えてた、自分の信仰に対するもやもや。
ものすごく楽しかった高校生活が終わってしまった喪失感。
そんな中でも、高校の時から勉強したかった韓国語をとうとう勉強し始めることができたのは、すごくうれしかったなー!
語学のクラスでは、仲のいい友達をつくれたし。
クリスチャンサークルに入ったけど、いろいろ考えた末に、「自分はもう信じてないな」とわかって、1年生の夏休みにクリスチャンをやめた。
これを決心するのは、私にとっては、今後一切日本語を使わずに生きていくと決めるのと同じくらいの勇気が要った。それくらい、生まれた時からそこにあって、自分の生き方・考え方を規定してきた「真理」を根こそぎ捨てるような体験だったから。
その後もしばらく「これでよかったのか」と思ってビクビクはしていたけど、すっきりしたのは本当だったし、今は何も後悔してない。
韓国語学習にハマる。
大学1年の終わりに、韓国語学留学を決意する。
大学に入学したらすぐに、ピースボートの事務所(ピースボートセンター。通称ピーセン)に行って、ボランティアスタッフ登録をしたんだけど、最初は全然なじめず、駅からは学校と反対方向だったこともあってなかなか足が向かず、なかなか思ってたようには通えなかったなー。
「夢に向かって行動できてない自分」を責めて、更にへこんでた。
真面目に授業を受けすぎてて(要領よくできず、友達も少なく)、単位落とすんじゃないかって、本当に恐怖だった・・・。
高校時代の校内メル友Tは、進学した大学は別々だったけど、よく夜のドライブに誘ってくれて、どこに行くでもなくただ車を走らせて、また人生の話をしてた。
最初は、これって、恋愛に発展すんのかな?しなのかな?とか思いながら、でもたぶんお互いがそれを考えるのもめんどくさいと思ってた氣がする(それぞれに、恋人がいた時期もあったし)。
好きかどうかはおいといても、その関係をすごく大事にしてくれてたんだな・・・ってのは、もっとずっと何年も後になって気付いたんだ。自然にそうなったように思ってたけど、そいつが誘ってくれてなかったら、私から誘ったりはしなかったんじゃないかな。気付いた時は、ありがたかったなぁと思った。
大学3年の春に、韓国留学に行く時期とピースボートに乗る時期を決めたら、締切ができて、とうとうポス貼り(船賃割引を貯めるためのポスター貼り)に本腰を入れられた。
ピーセンに通い始めてからは、大袈裟だけど、「人生変わった」かもしれない。
それくらい、出会ったことのない種類のエネルギッシュな人がたくさんいた。
あと、大1の終わりくらいから地元の居酒屋でアルバイトしてたんだけど、そこになぜか、中3の時に私をふった男友達が新人として入ってきて(!)、それがきっかけでなんかいい感じになり(まわりにのせられた感もありw)、今度は向こうから告られて付き合うことに♡
人生初彼氏。
こんなこともあるんだな~としみじみ思った。
2005年の4月~9月まで、韓国・ソウルの高麗大学校付属の語学学校(オハクタン)に語学留学。
カルチャーショックもいろいろあったけど、充実した半年間だった!
まーソウルでなんとか暮らしていけるくらいには、身に付いたかな。韓国語。
それって、そんなに高いレベルじゃないけどもw
私は遠距離恋愛のつらさはそんなに感じなかったけど(自分がしたくてした留学だったし)、クリスチャンだった時の思想の名残で、婚前交渉(結婚前のセ ックス)はすべきじゃないっていう価値観があって、だけどやっぱりしたい自分もいて、その葛藤が本当に苦しかった。
結局その彼とは、日本に帰ってきてすぐ別れてしまったんだけどね。
2005年9月に韓国から帰ってきて、人生初ルームシェア。
ピーセンの近くに住んで、船賃の割引額を貯めるべく、とにかくポスターを貼りまくった(しかし全クリには届かず・・・残念)。
そして、2005年12月~3月。
大学を休学して、ピースボートの地球一周クルーズに参加。
南アフリカ。ケープペンギンのコロニー。「うひょ~!ペンギンいすぎ!(笑)」
この旅を一言で表現するのは難しい!
その後の人生のすべてに影響を与えるだけの経験をして、
「人生は、楽しんでいい」ってことを知った旅だった。
会ったことのない種類の人に、たくさん出会った。
今までしたことのないことに、たくさん挑戦した(失敗や恥ずかしい思いも、たくさん)。
本音で話せる友達が、たくさんできた。
今も、もちろんその頃の友達とはつながってて、いつ会っても、まるで船の上に戻ったかのように話すことができます。
大好きな人たち。
船を降りて、ピースボートのスタッフになろうかと思ったんだけど、韓国留学その他で親に借金があったので、それを先に返しちゃおうと思って(&高学歴の新卒カード一応使っておこうかと思いw)、地元のIT企業に就職を決めた。
お金もらいながらプログラミングの勉強ができるのもおいしいなと思って。
とっとと借金を返して、貯金を貯めて、3年くらいで辞めて、また何か好きなことしよう!と思ってた。
その6につづく