恋人できたシリーズその⑥ 2つの起きあがりこぼし
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京都に住み始めてからしばらくして、関東から遊びに来てくれた友達と一緒に嵐山に行きました。
たぶん、中学の修学旅行以来の嵐山・・・!
そこで、ちりめん細工のお店に入って見つけたのが、小さな起きあがりこぼしたち。
めーーーっちゃかわいいのがいろいろあって、あれもこれも買いたくなっちゃったくらい。
ウサギのとか! カッパのとか!!
起きあがりこぼしは、「何度倒れても起き上がる」縁起物だってことはもちろん知ってたけど、このお店にあった説明書きで初めて知ったのが、
「家族が増えますように」という願いを込めて「家族の人数+1個」買うものなんだということ・・・!
へぇ~~~!!! 知らんかったわ~~~。
そんなにたくさんは買われへんし、「それ、ちょうどいいやーん♡」と思って、2つだけ選んで買ったのが、このふたりでした。
左の、平安貴族っぽい細目の御仁に一目惚れしてもーて即決。
右の「町娘」を添えてカップリングしてみたけど、よく考えると
時代やら身分やらツッコミどころあって笑えるw
もちろん、「家族が増えますように♡」っていう願いを込めて。
それからずっと、ひとり暮らしの部屋に飾っておいた。
まだ結婚したわけじゃないから、厳密には増えてないねんけど、一応その方向には向かってると思うし、何より、家族みたいに一緒にいてホッとする人(というより、自分の育った家族よりもホッとするわ~^^;)が現れたという意味では、ばっちりご利益あったなぁと思ってます。
私は、育ちがガチのキリスト教だったので(洗礼も受けた。その後棄教したけど)、小さい頃から、神社仏閣に関しては、「あれは、偶像崇拝よ!まがい物よ!」という教育を受けてきたんですね(苦笑)。
地元のお祭りにも行っちゃいけなかった。
修学旅行の時も、参拝しちゃ駄目って言われてた(形だけだったとしても)。
だから、棄教した後も、特に(一般的な日本人レベル程度の)信心とか関心もなくて、縁結び祈願とかもしたことないし、お守りとか買ったこともなくて(お守りって、つまり何なん?・・・みたいなw)、参拝も、なんか雰囲気というか、「一応日本人として?」「エンターテイメント的に?」くらいしかしないような人やねんけどねー。
なんかこれは、信じてみよっかなって思った^^☆
やっぱり自分がワクワク♡ってする縁起物とかって、ええなぁって思います。
だって、それが目に入るたびに、手に入れた時の気持ちを思い出したりして、なんかうれしくなるし、自分の思いを確認するよね。
そういう意味で。
あ、それから、似たような感じで、食器を買う時にできるだけペアで買っておくってのもやってたわ、そう言えば!!
部屋の中に、2つセットのものがある方が、パートナーが現れやすいって、どこかで読んだので。
下鴨神社の「葵双葉」の窪手(※)は、お気に入り。
「葵(あおい)」は、旧仮名遣いで「あふひ」。万葉集の歌で「逢ふ日」の掛詞になっていたりもして、これも縁起物。もちろん、「双葉」もペアを意味するし!
(※)くぼて:境内・糺の森から出土する縄文時代の土器。古くから、葵祭はじめ年中のお祭りのお供えを盛りつけていた器のひとつで、茶碗の源流なんだそう。職場の先輩に連れて行ってもらった「みたらし祭」で、この器に入れてもらったお水を飲んで、一目惚れ!!
これもまぁ、おそらくは、潜在意識に刷り込む系かな!?
「そのうち2人で使うことになるのだ♡」とか思いながら、ひとりで2つをローテーションで使うのも楽しいね^^